2013年9月13日金曜日

道具紹介その4

基本装備を紹介します。

まずは三種の神器。テント・寝袋・マットです。


全て安物です。テントは8千円、寝袋は2千円、マットは6百円です。

夏季であればこれで充分です。

テントはもっと安いものもありますが、バイクに乗せても苦にならないサイズまで畳める物はこれぐらいの価格になってしまいます。あと雨漏りは最悪なので、テントだけは多少奮発しても良いと思います。

バイクでは優先順位はこうです。
1:浸水しない
2:小さくたためる
3:荷物も入る または 設営・撤収が早い

私は設営・撤収の早さを選びました。キャンプ好きではないので手間を惜しんだ結果です。
従ってテント内は荷物を入れるとかなり狭くなるのですが、寝るだけなので特に苦ではありませんでした。狭いところ好きですしw

寝袋はお金を掛けると写真の物の1/4ぐらいのサイズになりますが、キャンプツーリングに何度も行くぜ!ってわけでもないしそこまでお金を掛けるのはどうかと思いこれにしました。

マットも寝袋と同様ですが、銀マットのあまりの安さには勝てませんでしたw
あと銀マットをバイクに乗せると「旅してるぜ!」って感じがして好きなんですよね。


お次はテーブル。


これは目的を果たせればそれで良いので、値段で選んで大丈夫です。
従って、このキャプスタのテーブルは使ってる人がものすごく多いです。1300円也。

イスは折りたたみパイプイスを適当にくくり付ければOKです。濡れても良いですし、どうとでもなります。

が! 私はこれを使ってます

凄くコンパクトなのにゆったり座れて最高のイスなんですが、何せ高い。
気付いたら買ってました。これは完全にやり過ぎです。でもキャンプ場でブログ書いたり調べものしたりとPCを良く使ったので、とても快適でありました。

最後に長靴。ピンボケですが;


コロンビアの長靴で、くるくる巻いて折りたためるほど柔らかいです。土砂降りだとシューカバーでもじわじわ浸水してくるので、長靴が最強です。しかしかさ張るのでコレ、というわけです。

昔からの愛用品なので値段は忘れました、3000円くらいだったかな。
はき難いので、積載に余裕がある人は普通の長靴が最強です!

私は足が濡れるのが凄く、非常に、心底嫌いなので徹底しています。気にしない人は必要ありませんね。反対に手は気にしないのでレイングローブの類はありません。気にせず走ります。

2013年9月11日水曜日

32:湾岸MIDNIGHT

北海道から本州へ戻っても天気は相変わらずで、心残りだった青森・秋田を回った後は高速で帰ってきてしまいました。


秋田を出た時点でなんかこう、ぐっと来ちゃいました。
しかしそんな感動に水を指す出来事が。

計画ではギリギリ持ちこたえるはずだったタイヤがなくなってしまいました。


何とか名古屋まで帰り、ナンカンという台湾メーカーのタイヤを取り寄せたかったのです。
国産と比べかなり安い上に評判も上々とのことなので、試さないわけにはいきません。

しかしここから1000キロも走ることはできなさそうだったので、仙台でタイヤ交換を決意。
しかしなんと、ナンカンの在庫があるじゃないですか!

これは幸運です、高いタイヤを買わなくて済みました。前後で2万切ります。国産の半額ですね。

タイヤ交換が終わった時点で午後6時。日は沈んでいます。
となりの漫画喫茶に泊まれば良いのになぜか走る。思えばこの旅で夜間走行は初めてです。

なんかこう、楽しいですね。夜は。バイク乗りは夜間走行を嫌うそうなのですが、夜の高速を淡々と走る、いかにも「これから遠くに行きます」って感じが好きなんです。

いきりたって写真も撮っちゃいました。もうちょっと「謎の黒バイクが佇む」的な写真にしたかったのですが、僕の技量では出来ませんでした。


結局福島まで走って某所の無料休憩所に宿泊。翌日は東京の元同僚達と飲み会です。
行きつけだった居酒屋にてなんと誕生日まで祝ってもらいました!


飾りを外す前に撮るべきでしたねw
ちなみに年をとったのは秋田県です。

東京には二泊し、日中はなんとなくふらふらして、夜中に出発。
気分は既に帰ってきたぞ!って感じですが、まだです、まだ終わっていません。
東京でも観光をしようじゃありませんか。

まずはゲートブリッジ。


東京に住んでるときにいけなかった場所その1。
カメラを固定してゆっくり取りたかったのですが、カップルだらけでそそくさと退散。

次はイタリア街。汐留ですね。


ちょっと来るのが遅すぎました。建物の明かりが全て消えてイタリア感がありません。暗闇の中スマホではこれが限界。速すぎると人が多すぎるという難易度高めの撮影ポイントです。

行きたかった場所を回り満足して高速の入り口へ向かう途中に東京タワーも通りました。
午前1時を回っているのにライトアップされています。工事でした。これもラッキー。


白色のライトで照らされる東京タワーは割とレアかもしれません。
人通りもなく、ゆっくり撮影できました。

これにて全ての工程を終了です!
首都高に乗り夜景を楽しみながら帰宅です!

走行距離12334km、73日に渡る旅も終了です。
無事故・無検挙でトラブルもなく終えることが出来ました。

実に、実にいい旅でした。毎日が夢のようで、たくさんの出会いや感動・刺激に満たされ、あらゆる苦労すらも楽しい、そんな旅でした。

思いが燻っている方は、今すぐ旅立ちましょう。今はまだと言っているとずっとそういう機会はめぐってこない気がします。
若ければ仕事や時間、老いれば体力と、問題は常に付きまといます。同じような旅行をしている方々はそれらを自ら排していましたよ!


今後はベストショットや道具の紹介、このツーリングで学んだ事を紹介して行きます。
長期のツーリングに出かける人の参考になれば幸いです。

2013年9月3日火曜日

31:秋田の夜

青森を出たらそのまま一気に南下して帰宅モードに入ろうかと思っていたのですが、天気も悪いですし急ぐ理由もないので秋田に寄ることにしました。



朝起きたらまずは青森を散策します。青森駅の駅ビルなんかを散策すれば、まるで青森県民になった気分が味わえることでしょう。

というわけで青森駅に到着。





駅……ビル……だと?


すみません、間違えました。名古屋もそうなんですが、駅の東西ってなんでこんなに栄え方に差が出るんでしょう。
反対側に戻り、何をするわけでもなく駅ビルや商店街をフラフラ。これが意外と楽しい。

や、本当はね、津軽半島に行きたかったんですよ。でも天気が……天気がorz


さて、気を取り直して秋田に向かいましょう。

もっとも華やかな繁華街は川反(かわばた)通り。字がちょっと変わっていますが、川端に連なる繁華街です。
北上中はきりたんぽを食べる事ができなかったので、ここぞとばかりに。



また、きりたんぽが発明される前は「だまっこ」という形で食べられていました。丸いやつがそれです。味は全く同じ、形が違います。

他にもジュンサイやクロモ、いぶりがっこなど秋田の郷土料理をしこたま食べました。
秋田の郷土料理は山菜が多く、野菜不足に悩まされていたところなので本当に美味しかったです。



左がクロモ、右がジュンサイです。クロモはモズクに似ていますが全く異なる触感です。
取れる地域が限定され、なかなか貴重な海藻です。ここいらでは海藻の中で一番うまいと評判で、秋田の酒によく合います。また飲みすぎましたよ!

楽しく飲んでいるとお店のマスターにサインを求められました!
日本一周の記念です。芸能人の方のサインに混じって飾られるそうです。

秋田の「ちゃわん屋」に行く際は是非探してみてください。

2013年9月2日月曜日

30:味噌とカレーと牛乳と

さらば北海道。



まずは腹ごしらえにハセストへ!



函館のローカルコンビニ。焼き鳥弁当が看板メニューで、注文ごとに焼いてくれます。



これ、妙にうまい。

さあ船に乗るぞ。と思ったら函館にイージス艦が居ました。



内部まで入れる見学会。
しかし船は早朝なので見ることができなかった、残念。

そのかわり、このようにツーショットを撮ることができたのは早朝だからこそ。

そして本州へ。
半月もの間、北海道にいました。なんだか久しぶりの本州にちょっと感動。
船に揺られて思いを巡らします。



それにしても北海道は本当に海鮮ばかりで、本当にしばらく魚介類は食べなくて良いというくらい食べまくりました。

しかし今日から本州。
リンゴ・けの汁・きりたんぽ・いぶりがっこ・冷麺・そばと、東北の食たちが僕を待っている!!

さあまずは青森で昼食だ!







!?


生ホタテ丼です。


でもこれ美味いよ!
青森の海産物は北海道を凌ぐものもたくさんあって、なんでも北海道というのは間違いだというのは半月前にも書いた通り。

お次は弘前城。
これはこの時のためにあえて寄らずにとっておいた観光地の一つ。

現存天守でござる。



一瞬の晴れをまって撮影。
現存天守の佇まいはなんか良いね。

お城の見学を終えたらおやつタイム。
千歳空港のバーテンさんに聞いた「ラグノオ」からだ。
青森の洋菓子店として有名な老舗、その中でもお土産に人気なのがこれ!



気になるリンゴ。

有名なのでご存じの方も居るのでは。その後白神山地のあたりをくるっと回ったものの、悪天候でカメラすら出せませんでした。

青森に戻り、函館で出会ったライダーさんと感動の再開。
なんとなくラーメンが食べたい気分だったのでお勧めを教えてもらう。

「お勧めは、味噌バター、カレー、牛乳かな」

ほう、いろいろあってどれが良いか迷いますね。

で、頼んだのがこちら!


味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)





……全部入ってくるなんて思わなかったよ。

しかしこれ、奇食の類にあらず!
普及会もある程ちゃんとしたローカルフードなんですよ。

もちろん味も美味しゅうございました。
と、言ってもどんな味か想像できないでしょうから、こちらを参考に一流ラーメンブレンダ―の私がテイスティングノートを記しました。

参考



「味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)のテイスティングコメント」

強く、雄大なカレーの香りが先行。牛乳の甘みがそれに続く。凝縮された味噌とバターが複雑に麺と組み合わさり、フィニッシュは麹の香りがそれらを包み込む。力強い香りがうまくバランスし、実に、実にスタイリッシュ。


旅もとうとう終盤。
さてどこを回ろうか。